最適な睡眠時間は人によって個人差があるといわれています。
8時間睡眠がよいと昔から言われていますが、その科学的な明確な根拠はないそうです。
回復時間に差あり
一般に、夜に眠っているときに先に疲労が回復していくのは体の方で、そのあとで脳の疲労の回復が行われます。
ですから睡眠時間が短いと、肉体の疲労は回復させることができますが、頭脳の疲労は回復しきらない恐れがあります。
能率を低下させないためには一定の時間になったら仕事を切り上げて、夜は十分に睡眠をとるように心がけましょう。
こうして翌日のために脳と体をメンテナンスしておくのです。
何のために人は睡眠をとるのでしょうか。
それは毎日の仕事で最高のパフォーマンスを発揮できるようにするためではないでしょうか。
睡眠の90分周期だけを考えると一晩の睡眠時間はその倍数になっていればよいと考えがちです。
つまり 3時間、4時間半、6時間、7時間半、9時間などです。
しかし人間の体はそう単純なものではありませんし、個人差があります。
睡眠時間が長ければ長くなるほどその後の能率が比例して上がっていくというわけではありません。
人それぞれが自分のベストの睡眠時間を見つける必要があります。
身体の疲労と脳の疲労というのは必ずしも一致しません。
肉体の疲労は比較的早く回復しますが脳の疲労は少し時間がかかります。
ですから単に体の疲れが取れたと感じるだけなく、脳も十分に回復できる、つまり能率の良い状態を保つことができるくらいの睡眠をとりたいですね。
クオリティ
睡眠時間とともに重要なのが睡眠の質です。
ぐっすり眠って翌朝はさわやかに目覚めたいものですね。
一晩のうちにレム睡眠とノンレム睡眠は当然何度も起こりますが、ノンレム睡眠の時に十分深く眠ることができれば脳もしっかりと休むことができます。
この時に安定した呼吸ができていることが不可欠です。
ストレスのない滞りのない呼吸、つまりいびきをかいたり鼻づまりのない状態で一晩じゅう安定した状態を保てるようにします。
快適な睡眠を心掛けるようにすれば、毎日の能率は確実にアップするでしょう。
これまでの睡眠習慣を改めて見直してみてはいかがでしょうか。